Claude Codeのスキルを自作して定型作業をなくした|プロンプトを毎回打つのをやめた話
同じ指示を毎回打ち直していませんか。手順が決まっている作業をスキルとして登録したところ、指示が一言で済むようになりました。実際に作ったスキルの中身をそのまま公開します。
結論:毎回説明していた前提を、ファイルに移すだけ
Claude Codeを使っていると、同じような指示を何度も打つことになります。
「note記事を1本書いて。保存先はこのフォルダ。価格は1,980円で、構成は無料部分から有料ラインを挟んで本編。文体は既存記事に合わせて。書いたらX告知テンプレも3〜5本作って、販売戦略ファイルのカレンダーにも反映して」
毎回これを打っていました。しかも打つたびに少しずつ違うので、出てくるものも少しずつ違います。
スキルにすると、この指示が「note記事書いて」の一言で済みます。
スキルとは何か
~/.claude/skills/ にフォルダを作り、その中に SKILL.md を置くだけです。中身はただのMarkdownです。
~/.claude/skills/
note-article/
SKILL.md
ファイルの先頭に、名前と説明を書きます。
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name: note-article
description: note有料記事の新規作成・改稿・X告知テンプレ作成。
「note記事書いて」「記事を追加して」と言われたら必ずこのスキルを使う。
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# note有料記事の作成手順
(以下、手順を書く)
これで、条件に合う指示が来たときに、この手順が自動で読み込まれます。
実際に作ったスキルの中身
自作したスキルの1つを、そのまま出します。
## プロジェクト概要
- 保存場所: ~/Documents/note_articles/
- 価格戦略: 単品1,980円/マガジン4,980円/全部入り7,980円
- 既存テーマ: AI副業、SNS運用、キャリア転換、主婦向け在宅収入、時間管理
## 新規記事のフロー
1. テーマリサーチ(既存5本とターゲットが被らないか確認)
2. 記事作成(連番ファイル名 `06_テーマ名.md` 形式で保存)
- 構成: 無料部分 → 有料ライン → 本編(具体的手順・テンプレ付き)
- 文体: 既存記事に合わせる(です・ます調、見出し多め、箇条書き活用)
3. 対応するX告知テンプレを3〜5本作成し、テンプレ集に追記
4. 販売戦略ファイルのコンテンツカレンダーに反映
書いてあるのは、毎回説明していた前提そのものです。新しいことは何も書いていません。
何をスキルにすべきか
作ってみて分かった基準です。
| スキルにすべき | スキルにしなくていい |
|---|---|
| 手順が決まっている | 毎回考える必要がある |
| 前提の説明が長い | 一言で伝わる |
| 月に何度もやる | 年に1回 |
| 抜けが起きやすい | 抜けても影響がない |
「前提の説明が長い」が一番の判断材料でした。
保存場所、命名規則、文体、価格、関連ファイル——こういう情報は、作業内容そのものではなく背景です。背景を毎回説明するのは無駄なので、ファイルに移します。
抜けを防ぐ効果が大きい
上のスキルには、手順3と4があります。
- X告知テンプレを3〜5本作る
- 販売戦略ファイルのカレンダーに反映する
記事を書くだけで満足して、この2つを忘れることが何度もありました。スキルに書いておくと、毎回セットで実行されます。
チェックリストとして機能するのが、実は一番効いている部分かもしれません。
description の書き方が肝
スキルが呼ばれるかどうかは、description で決まります。ここを抽象的に書くと、必要なときに読み込まれません。
悪い例
description: 記事作成を支援します
良い例
description: note有料記事の新規作成・改稿・X告知テンプレ作成。
「note記事書いて」「記事を追加して」「noteの告知文作って」
と言われたら必ずこのスキルを使う。
違いは2つあります。
- 具体的な作業名が入っている(新規作成・改稿・X告知テンプレ)
- 自分が実際に言う言い回しが書いてある(「note記事書いて」)
自分の口癖を書いておくのがコツでした。普段どう頼んでいるかを思い出して、そのまま入れます。
つまずきやすい点
スキルに「やらないこと」も書く
手順だけ書くと、余計なことをされることがあります。
たとえば記事を書かせるスキルなら、「勝手に公開しない」「ファイルを保存するところまで」と書いておく。定期タスクと同じで、線を引くほうが重要でした。
プロジェクト固有の情報を書きすぎない
保存場所やファイル名の規則は書くべきですが、頻繁に変わる情報を書き込むと、すぐ古くなります。
価格や実績数のように変わりうるものは、スキルに直接書かず「このファイルを見ろ」と参照先を書くほうが長持ちします。実際、上のスキルの価格情報は、変更のたびに直す必要がありました。
作りすぎると管理できなくなる
これはサブエージェントと同じ話です。細かく分けすぎると、どのスキルがあるか自分で把握できなくなります。
「月に何度もやる作業か」を基準にすると、自然と数が絞られます。年に1回の作業は、その都度説明したほうが早いです。
よくある質問
Claude Codeのスキルはどこに置きますか?
ホームディレクトリの .claude/skills/ の下にフォルダを作り、その中に SKILL.md を置きます。ファイルの先頭に name と description を書き、その下に手順をMarkdownで記述します。
スキルが呼ばれないときはどうすればいいですか?
description が抽象的すぎる可能性があります。具体的な作業名と、自分が普段使っている言い回しをそのまま書いてください。「記事作成を支援します」ではなく「note記事書いてと言われたら使う」のように書くと機能します。
どんな作業をスキルにすべきですか?
手順が決まっていて、前提の説明が長く、月に何度も繰り返す作業です。保存場所・命名規則・文体といった背景情報を毎回説明しているなら、それはスキルに移す候補です。逆に毎回考える必要がある作業や、年に一度しかやらない作業には向きません。
まとめ
スキルの正体は、毎回説明していた前提を置いておく場所でした。
- 保存場所・命名規則・文体などの背景をファイルに移す
descriptionには自分の口癖を書く- 手順だけでなく「やらないこと」も書く
- 忘れがちな後工程を入れておくと、チェックリストになる
指示を短くするのが目的に見えますが、実際に効いたのは抜けが減ったことでした。毎回同じ手順が実行されるので、記事を書いて満足して告知を忘れる、ということがなくなりました。
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