Xにアフィリエイトリンクを直接貼っていいのか|調べるより「貼らない設計」にした理由
X本体は明示的に禁止していません。しかし案件ごとに条件が違い、毎回確認するのは現実的ではありませんでした。確認の手順と、そもそも確認が要らなくなる設計を書きます。
結論:貼れるかを毎回調べるより、貼らない設計にする
まず前提として、X(旧Twitter)自体は、アフィリエイトリンクを明示的に禁止していません。
では自由に貼れるかというと、そうではありません。縛っているのはX側ではなく、ASPと広告主側の条件です。そしてこれが案件ごとに違います。
- ある案件は「自社サイトのみ掲載可」
- ある案件は「SNS掲載可」
- ある案件は条件に何も書いていない
投稿するたびに、その案件の条件を確認する必要があります。これが現実的ではありませんでした。
そこで、リンクを置く場所を1か所(自分のサイト)に固定しました。Xからは自分の記事に送るだけ。こうすると、案件ごとの掲載可否を毎回調べる必要がなくなります。
何がリスクなのか
貼った場合に起こりうることは2つあります。性質が全く違うので、分けて考える必要があります。
1. Xのアカウント凍結
Xはアフィリエイトリンクを禁止していませんが、スパム的・過度な宣伝と判断されると制限や凍結の対象になります。
「同じリンクを繰り返し投稿する」「本文がほぼ広告だけ」といった投稿が積み重なると危険です。規約違反かどうか以前に、機械的に判定されるという点が厄介です。
2. 報酬が全額却下される
こちらのほうが実害が大きいかもしれません。
掲載条件に違反した状態で発生した成果は、承認されません。 成果が出たと思っていたら、承認日にすべて却下される、ということが起こりえます。
しかも気づくのが数週間後です。その間ずっと違反した状態で投稿を続けることになります。
確認するべき場所
貼ると決めた場合、確認するのはASPの管理画面です。
提携先ごとの「掲載条件」「提携条件」を開いて、次の記載を探します。
- 「メディア掲載条件」「掲載可能媒体」の欄
- 「SNS」「Twitter」「X」という単語
- 「自社サイトのみ」「メール不可」といった限定表記
書いていない場合の扱いが一番難しいところです。「禁止と書いていない=OK」と読むか、「許可と書いていない=NG」と読むかは、ASPによって考え方が異なります。判断に迷う場合はASPに問い合わせるのが確実です。
貼らない設計にすると何が起きるか
Xから自分のサイトに送る形にした場合の変化です。
| 直接貼る | 自サイトに送る | |
|---|---|---|
| 案件ごとの条件確認 | 毎回必要 | 不要 |
| 規約変更への追随 | 全投稿を見直し | サイト側を直すだけ |
| リンクの管理場所 | 投稿ごとに散在 | 1か所 |
| クリック後の情報量 | 投稿文だけ | 記事1本ぶん |
| 成果までの距離 | 近い | 1クリック遠い |
唯一の欠点は、成果までのクリックが1回増えることです。ここは正直にトレードオフです。
ただ、リンクの管理場所が1か所になる効果が大きいと感じています。案件が終了したときやURLが変わったときに、1か所直せば全部に反映されます。過去の投稿を遡って直すことはできません。
当サイトでは、広告リンクを1つのファイルにまとめて管理し、記事にはそのキーだけを書く形にしています。生のURLを記事に書かないようにすると、貼り間違いという事故も同時に消えます。
PR表記はXの投稿にも必要
見落とされやすい点です。
アフィリエイトリンクを含む投稿は、Xでもステマ規制(景品表示法)の対象になります。 2023年10月から、広告であることを明示せずに紹介することは規制の対象です。
書き方には注意点があります。
- 投稿の冒頭に置く。 末尾に埋もれさせない
- ハッシュタグの羅列に紛れ込ませない
- 「#PR」「#広告」など、広告だと分かる表記にする
「自サイトに送るだけだから不要」と考えがちですが、その投稿が広告目的であれば表示は必要です。判断に迷うなら付けておくほうが安全です。
つまずきやすい点
短縮URLとリンクの改変
ASPが発行したリンクを改変してはいけません。 独自の短縮URLに変換すると、成果が計測されないうえ規約違反になることがあります。
Xは自動的に t.co で短縮しますが、これはX側の処理なので問題ありません。自分で短縮サービスを通すのがまずい行為です。
プロフィール欄のリンクも対象
投稿本文だけでなく、プロフィールに置いたリンクも掲載箇所として扱われます。 「投稿には貼っていないから大丈夫」ということにはなりません。
規約は変わる
一度確認して終わりにできません。ASPの規約も、Xのポリシーも変わります。
だからこそ「毎回確認する運用」は破綻します。確認しなくてよい形(自サイト経由)にしておくほうが、長く続けられると判断しました。
よくある質問
Xにアフィリエイトリンクを直接貼るのは禁止されていますか?
X本体は明示的に禁止していません。ただしスパム的・過度な宣伝と判断されるとアカウント制限の対象になります。またASPや広告主が「自社サイトのみ掲載可」などの条件を設けている場合があり、違反すると成果が承認されません。案件ごとの掲載条件を確認する必要があります。
掲載条件にSNSのことが書かれていない場合はどうすればいいですか?
ASPによって解釈が異なるため、自己判断は避けたほうが安全です。ASPに問い合わせて確認するか、自分のサイトを経由させる形にすると判断が不要になります。
Xの投稿にもPR表記は必要ですか?
必要です。アフィリエイトリンクを含む投稿はステマ規制の対象になります。投稿の冒頭に「#PR」「#広告」などを明記してください。末尾やハッシュタグの羅列に紛れ込ませる書き方は避けるべきです。
アフィリエイトリンクを短縮URLにしてもいいですか?
自分で短縮サービスを通すのは避けてください。成果が計測されないほか、リンクの改変として規約違反になることがあります。Xが自動的に付与するt.coによる短縮は、X側の処理なので問題ありません。
まとめ
Xにアフィリエイトリンクを貼れるかどうかは、X側ではなく案件側の条件で決まります。 そして案件ごとに違うので、投稿するたびに確認が必要になります。
その確認を続けられる自信がなかったので、そもそも確認が要らない設計にしました。
- リンクを置く場所は自分のサイト1か所
- Xからは記事に送るだけ
- 案件が終了・変更されても、1か所直せば済む
成果までのクリックが1回増えるのは事実です。それでも、報酬が全額却下されるリスクを毎回背負うより安いと判断しました。