Claude Codeのコマンド|60個覚えなくていい。最初は5つで足りる
スラッシュコマンドは60個近くあります。全部覚える必要はありません。毎日使っているものだけに絞って、何がどう効くかを書きます。許可の仕組みもここで整理します。
一覧を出す方法(これだけ覚えれば足りる)
暗記は不要です。 入力欄で / を打つと候補が出ます。 続けて文字を打つと絞り込まれます。
/help
でも一覧が出ます。忘れたらここに戻れば済むので、以下は「よく使うもの」だけに絞ります。
コマンドは文頭でしか認識されません。 文章の途中に書いても効きません。
最初に覚える5つ
この5つで日常の大半が回ります。
| コマンド | 何をするか | いつ使うか |
|---|---|---|
/init |
プロジェクトの説明ファイルを作る | 最初の1回 |
/clear |
会話をまっさらにする | 話題が変わったとき |
/compact |
会話を要約して容量を空ける | 長くなってきたとき |
/usage |
使用量と残りを見る | 重い作業の前 |
/doctor |
設定の問題を診断する | うまく動かないとき |
/clear を使う習慣が一番効く
別の作業に移るときは、必ず区切ってください。
前の話題が残っていると、関係ない前提を引きずったまま作業が進みます。 しかも容量を無駄に使います。
「別のことを頼むときは /clear」 とだけ覚えておけば十分です。
/compact と /clear の違い
| 残るもの | |
|---|---|
/clear |
何も残らない |
/compact |
要約が残る |
同じ作業を続けたいけれど長くなりすぎた——このときが /compact です。作業を変えるなら /clear です。
/usage は作業前に見る
途中で上限に当たるのが一番損失が大きいからです。そこまでの文脈をもう一度作り直すことになります。
上限の仕組みは料金とプランの記事に書きました。
コマンド実行の許可
ここは検索されている割に説明が少ない部分です。
Claude Codeはこちらの環境でコマンドを実行できます。 危険な操作もできてしまうので、実行前に確認を求める仕組みが入っています。
/permissions
この画面で、何を許可するかを設定します。
毎回聞かれて煩わしいとき
同じ確認が何度も出るなら、その操作を許可しておけます。
判断の基準はこうです。
| 操作の性質 | 許可してよいか |
|---|---|
| 読むだけ(一覧・検索・表示) | 許可してよい |
| 書き換える(削除・上書き) | その都度確認する |
| 外に出る(送信・公開・課金) | 必ず確認する |
「読むだけの操作」を許可すると、確認の回数が大幅に減ります。 そして危険はほとんどありません。
逆に、削除や公開を無条件で許可しないでください。 取り返しがつかない操作は、確認が入るほうが安全です。
許可の設計はこちらに分けました
取り返しのつかない操作をどう扱うか、サンドボックスでの隔離、MCPサーバーのリスクまで含めた安全面の整理は、Claude Codeは安全かにまとめています。
状況を確認するコマンド
動きがおかしいときの調べ方です。
| コマンド | 分かること |
|---|---|
/status |
いまのセッションの状態 |
/context |
容量をどれだけ使っているか(図で出る) |
/model |
使っているモデルの確認と切り替え |
/doctor |
インストールと設定の診断 |
/context は、長い作業で動きが鈍くなったときに見てください。 何が容量を占めているかが視覚的に分かるので、/compact すべきか判断できます。
作業を区切るコマンド
長い作業で効きます。
| コマンド | |
|---|---|
/plan |
先に計画を立てる(いきなり作業しない) |
/diff |
いま何を変えたかを確認 |
/resume |
前の会話に戻る |
/plan は、大きい作業の前に使ってください。 いきなり書き換えさせると、何が起きたか追えなくなります。 先に手順を出させて、納得してから進めるほうが結果的に速いです。
/resume は、間違えて /clear したときの保険にもなります。
自分でコマンドを作れる
繰り返す作業は、コマンドにできます。
作り方はファイルを1つ置くだけです。
.claude/skills/deploy/SKILL.md
フォルダ名がそのままコマンド名になります。上の例なら /deploy です。
中身はこう書きます。
---
name: deploy
description: 公開前の検査を実行してから本番に反映する
---
## 手順
1. ./check.sh を実行する
2. 通らなければ中止する
3. 通ったら ./deploy.sh を実行する
毎回同じ説明をしている作業があるなら、これに移してください。
判断の基準は単純です。
同じ説明を2回したら、コマンドにする。
1回目では作りません。 1回きりのことを形にすると、使われないファイルが増えるだけです。
考え方はClaude Codeのスキル機能に詳しく書きました。
つまずきやすい点
コマンドが出てこない
使えるコマンドは、環境とプランによって違います。 解説記事に載っているものが自分の画面にない場合があります。
/ を打って出てくるものが、いま使えるものです。 そちらを正としてください。
文章の途中では効かない
コマンドは文頭でしか認識されません。
◯ /clear
✗ とりあえず /clear して
下は普通の文章として扱われます。
すぐ実行されるものと、待つものがある
/status や /usage はすぐ動きます。 一方、多くのコマンドはいまの応答が終わってから実行されます。
打ったのに何も起きないと感じたら、まだ前の処理が終わっていないだけのことがあります。
よくある質問
コマンドの一覧はどこで見られますか?
最初に覚えるべきコマンドはどれですか?
/clearと/compactはどう違いますか?
コマンドの実行許可を毎回聞かれて面倒です
自分でコマンドを作れますか?
まとめ
- 60個覚える必要はない。
/を打てば候補が出る - 最初は5つ:
/init/clear/compact/usage/doctor - 作業を変えるときは
/clear。 これが一番効く習慣 - 重い作業の前に
/usage。 途中で止まるのが一番損 - 許可は「読むだけ」を広げ、「消す・出す」は残す
- 同じ説明を2回したら、自分のコマンドにする
※使えるコマンドは環境・プラン・バージョンによって変わります。2026年9月16日時点の公式ドキュメントをもとにしています。