使い倒し研究所
サイト制作・公開

Netlifyの無料枠はどこまで使えるか|8サイト運用してクレジット消費0だった理由

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「帯域100GB・ビルド300分」と書かれた解説を見かけますが、現在は数え方そのものが変わっています。自分のアカウントの値を管理APIで取得して、実際の上限を確認しました。

結論:数え方が「クレジット」に変わっている

Netlifyの無料枠を調べると、「帯域100GB/月・ビルド300分/月」という説明が出てきます。

この数え方は現在のものではありません。

自分のアカウントの値を管理APIで取得すると、こう返ってきます。

{
  "type_slug": "credit-free",
  "credits":   { "included": 300 },
  "sites":     { "included": 500 },
  "concurrent_builds": { "included": 1 }
}

帯域やビルド分数ではなく、「クレジット」という単位に統合されています。

無料プランの実際の値

取得できた値を表にします。これは推測ではなく、無料プランのアカウントが実際に返している内容です。

項目 値
月のクレジット 300
作れるサイト数 500
同時ビルド 1
課金対象メンバー 1
クレジットの繰り越し なし
超過時の自動課金 なし
上限を超えたとき ビルドが停止する

サイト数500というのが目を引きます。個人が使う範囲では、事実上の上限なしです。

表に出てこない上限(APIで取得した全項目)

クレジットとサイト数以外にも上限があります。 料金ページには載っていませんが、アカウントの設定値として返ってきます。

ここが実際に効いてくる部分です。

項目 無料プランの値 何に効くか
独自ドメイン 10個 サイトは500作れてもドメインは10まで
ドメイン設定の変更 1時間に3回 DNSの試行錯誤中に止まる
共同編集者 1人 実質、自分だけ
同時ビルド 1 複数サイトを同時に更新すると順番待ち
パスワード保護 使えない 公開したページは誰でも見られる

「サイト数500」と「ドメイン10個」の差に注意してください。 .netlify.app のURLで足りるサイトは500作れますが、独自ドメインを割り当てられるのは10個までです。

1時間に3回の制限が効く場面

これは実際に詰まる場所です。

独自ドメインの設定がうまくいかないとき、設定を消して入れ直すという操作を繰り返します。この操作が1時間に3回で止まります。

しかも上限に達したことが原因だと気づきにくいので、「設定が間違っている」と思って別の場所を探し始めます。

DNSの設定で行き詰まったら、何回やり直したかを数えてください。 3回を超えているなら、1時間待つのが正解です。

無料でも使える機能

制限の話ばかりでは片手落ちなので、含まれているものも挙げます。

機能 無料プラン
アクセス解析 使える
ログイン機能(Identity) 使える
ファイアウォール 使える(ルール2つまで)
バックグラウンド関数 使える
開発用サーバー 1台・メモリ4GB・1日120分/月3,720分

個人のサイトで足りなくなる項目は、ほとんどありません。

一番重要なのは「超えても請求されない」こと

無料で使ううえで、ここが最大の安心材料です。

無料プランでは超過分の自動課金が無効になっており、上限に達するとビルドが停止します。

止まるだけで、請求は発生しません。

クラウドサービスで怖いのは「気づかないうちに費用が積み上がる」ことですが、Netlifyの無料プランではその形にはなりません。 気づく前に止まります。

逆に言うと、上限に達したことに気づかないとサイトが更新できなくなります。 更新が反映されないときは、クレジットの残量も確認対象に入れてください。

8サイト運用して、クレジット消費は0だった

実際の運用データです。

学習アプリ・ポートフォリオ・本サイトなど、8サイトをNetlifyで動かしています。 それでもクレジットの消費は0でした。

理由は公開の方法にあります。

公開方法 Netlify側でビルドが走るか クレジット
ドラッグ&ドロップ 走らない 消費しない
CLI(手元で生成して送る) 走らない 消費しない
GitHub連携 走る 消費する

クレジットを使うのは、Netlifyのサーバー上で何か処理をさせたときです。

手元で完成したHTMLを作ってから送る方式なら、Netlifyは受け取って配るだけなので、クレジットを消費しません。

私は静的サイトを手元で生成してCLIで送っているため、8サイトあっても0のままです。

どういうときに消費するか

逆のパターンも書いておきます。

GitHub連携にして、pushのたびにNetlify側でビルドさせる構成にすると、ビルドのたびに消費します。

具体的には、こういう構成です。

フレームワークを使っていて更新が頻繁なら、300という数字は意識する必要があります。

逆に、素のHTMLを置くだけのサイトなら、ほぼ関係ありません。

無料枠を使い切らないための3つの選択

消費を抑える方法は、難しいものではありません。

① 手元でビルドしてから送る

一番確実です。フレームワークを使っていても、手元で build を走らせてから、出力フォルダだけを送ればNetlify側のビルドは発生しません。

npm run build
netlify deploy --dir dist --prod

② 自動ビルドの対象を絞る

GitHub連携を使う場合でも、READMEの修正など公開内容に関係ない変更でビルドが走らないように設定できます。

③ 残量を確認する習慣をつける

管理画面でクレジットの使用状況を確認できます。繰り越しがないので、月初にリセットされます。

商用利用はできるのか

できます。 無料プランでも商用のサイトを公開して問題ありません。

ただし規約は変わるものなので、業務で使う前には必ず最新の利用規約を確認してください。 特に次の点は確認しておく価値があります。

個人のサイトや小規模な事業サイトを置く用途であれば、通常は問題になりません。

よくある質問

Netlifyの無料枠はどれくらいですか?

現在はクレジット制で、無料プランは月300クレジット、作れるサイト数は500です。以前の「帯域100GB・ビルド300分」という数え方からは変わっています。クレジットの繰り越しはありません。

無料枠を超えたら課金されますか?

されません。無料プランでは超過分の自動課金が無効になっており、上限に達するとビルドが停止します。止まるだけで請求は発生しないため、知らないうちに費用が積み上がることはありません。

クレジットはどういうときに減りますか?

Netlifyのサーバー上でビルドなどの処理を行ったときです。GitHub連携でpushのたびにビルドさせる構成では消費します。ドラッグ&ドロップやCLIで完成済みのファイルを送る場合は消費しません。

無料プランで何サイトまで作れますか?

500サイトまでです。個人利用では事実上の上限なしと考えて差し支えありません。実際に8サイトを無料プランで運用しています。

独自ドメインは何個まで使えますか?

10個までです。作れるサイト数は500ですが、独自ドメインを割り当てられるのは10個までという別の上限があります。それ以上のサイトは netlify.app のURLで運用することになります。

ドメインの設定を何度もやり直したら反映されなくなりました

独自ドメインの設定変更は1時間に3回までという上限があります。DNSの設定でうまくいかず消して入れ直すのを繰り返すと、この上限に達します。設定が間違っていると思って別の場所を探す前に、何回やり直したか数えてください。3回を超えていれば1時間待つのが正解です。

無料プランで商用利用できますか?

できます。ただし規約は変更されるため、業務で使う前には最新の利用規約を確認してください。特に帯域を大量に使う用途や、再販に近い使い方は事前の確認をおすすめします。

まとめ

素のHTMLを置く用途なら、無料枠を気にする場面はほぼありません。 公開手順はNetlifyで静的サイトを公開する手順、アカウントを作らずに試す方法はNetlify Dropは安全かにまとめています。

この記事を書いた人
カズト(ETERNAL d.c.t)

ETERNAL d.c.t 代表。Web制作・生成AI導入支援・ライバー事務所運営を手がける。Claude Code / Codex CLI / n8n / Google Apps Script を実務で毎日使い、自社サイト・学習アプリ・業務自動化を内製している。このサイトでは、実際に自分が金を払って使ったツールだけを扱う。